洗脳の怖さ
その昔、オウム真理教の事件でも、その恐ろしさは世に知れ渡ったけれど、改めて洗脳の怖さというものを感じたので書いておきます。
子供は、生まれた時から親や周囲の大人たちから、それこそ「1から10まで」様々なことを教え込まれます。
例えば「これが我が家のきまり」なんていうものから、「これは身体に良いから食べなくちゃダメよ」なんてものまで、子供に教えていることはたくさんありますよね。
大人になるとよくわかることで「うちの親はこういう理由で、そのように自分に教えていたんだな」というものも少なくないでしょう。
でもその反面「うちの親はああ言ってたけど、やっぱりそれは間違っていたと思う」と思うようなこともあったりしますね
まぁ、親だってそこらへんの大人だって、完璧な存在というわけではないので、どこのうちにも「これは違うと思う」という教えなんかもあったこととは思います
ただ、その中でひとつ。
私が今の今まで(正確に言うと、つい先ほどまで)、疑いもしていなかったことがあったと気付かされました。
それは、「牛、馬、豚、鶏などは、食べ物ではない」ということ。
・・・アンタ、何言ってんの
って思いました
ええ。私も最初は「単なる感傷でしょ」って思いました
実際、動物愛護の観点から言えば、確かにその気持ちは分かります。
でもね、でもね、違うんですよ
もっと怖い話 ←この「怖い」ではありません(笑)。
それこそ、洗脳の話になるんですが、、、
私たちは、生まれた時から親に、または学校時代から授業なんかでも「お肉は栄養源として身体に必要」と教わってきましたよね。
そこなんです
それが洗脳なんですね。
だってね、考えてみて下さい。
←これらを見て「美味しそう」って思いますか
(食文化的に、そう思う方々もいるかも知れませんが)
じゃあ、 ←これなら、「美味しそう」ですか
切り分けられたお肉じゃなくて、生きている動物そのものを見て「美味しそう」とは、多くの方は思わないはずです。
実際、 ←こっちなら「美味しそう」ですよね
だって、人間は基本的には肉食じゃないし、生まれた時から「これが食べ物ですよ」って周囲から教え込まれない限りは、それらを食べようなんて思わなかったはずなんです。一般的には。
それを知った時、私は本当に「洗脳って怖い」と感じました。
生きている牛、鶏、豚などを、わざわざ殺して切り分けて食べるなんて、考えてみたら凄いことです
未開の地で芋虫やゴキブリなんかを食べているのと何ら変わりありません。
彼らも赤ちゃんの頃から「これは食べるもので、栄養があって美味しいんだよ」と教わって育っているのですから、動物を殺して食べている私たちが「気持ち悪い」なんて言うのはナンセンスなんですよね。
お肉だって、食べてみれば美味しいですよ。
でも、それは先に「洗脳」という教育があったからこそ、なんです。
これが食べ物だ、という洗脳。
そして、それに何の疑問も抱かずに、素直に従ってきているだけなんですね、私たちは。
常々、教育を自由に「自分で」選択したいと思っている私にとって、この「自分で」選択していないことに気付かされて、愕然としたので、忘備録をかねて、書いておこうと思ったのでした
でも、だからと言って、いきなりベジタリアンになったりすることもまた、難しいことかも知れませんが。。。