「20円」で世界をつなぐ仕事
たまたま書店で目にして、即買いしてしまった1冊です。
著者は、最初は意図して始めたわけではないにもかかわらず、最終的にはTable for Twoという素晴らしいNPOの代表理事をされています。
そしてこのTFT(Table for Twoの略称)は、日本のみならず、世界各国に出て行って、各地で多くの賛同を得て、社会的にとても意義のある働きをされています。
この本からは、NPO設立時の現場の声が、ご本人の文章としてリアルに伝わってきます。
いかに大変か、そして、どれほどやりがいのあることなのか、が。
全体的に、とても正直に書かれていると思います。
世間体とスタッフや自分の気持ちとの折り合いを、どうつけていくのかという部分までも。
たくさんのことに葛藤しながらの歩みの記録と言えるんでしょうか。
将来、私がもし学校を開くことができたら、是非その給食にはこのシステムを取り入れたいと考えています。
そして、もしも飲食店をすることがあったら、必ずこのシステムを取り入れたいと思います。
1人の食事が2人を賄う。こんなに素敵な発想&システムは、もっともっと世間に認知されて欲しいと思う