感情を出す必要性
例えば、転んだ子供に
「痛くない、痛くない 泣かない」
…なんて、言っていませんか
感情を出さないようにさせることは、人間にとって至極不自然なことであり、それは徐々に身体とココロの中に澱(おり)のように溜まっていきます。
例えば、アナタが激怒した時。
それを何かの理由で相手に伝えることができなかったり、その時に表現することができない状況にあったりした場合。。。
そのまま何もせずにいて日が経って・・・
「あぁ、あれはもういいよ。もう怒ってないから。もう忘れたし、あの感情は消えたよ」
って感じることもありますよね。
でも実際のところ、それは自然に消えたりなんかしません。
本人が、忘れたと思っているだけで、実際は心の奥底に横たわったままです。
身体や精神(ココロ)の不調の大きな原因のひとつに、感情の抑圧があります。
抑圧されて外に出る機会が無かった感情は、直接的に身体や精神の不調を来たします。
私は子供の頃、親に「寂しい」とか「悲しい」とかいったことを言えずにいました。
そして、親に大きな怒りの感情を持った時も、言えませんでした。
それは溜まりに溜まって、真っ赤なオーラを作り出していたようです(自分では見えないのですけどね)。
常に何かに怒っていたり、ちょっとしたことで寂しくなって悲しくなったり・・・っていう原因は、既に溜まっている感情が引き金になっているんだと思います。
怒った時には怒りの感情を、悲しい時には悲しい感情を、それぞれしっかりと自分が認識して、発現させておくことは重要なことです。
(※暴力なんかはイケマセンけどね)
機会があったら、こんな本も読んでみてくださいね
感情地図 (キャロル・ライトバーガー著)
―― ついでですが、風邪の時に風邪薬なんかを飲んで抑圧してしまった症状も、薬とともに身体に溜まっていきます。そして、それらの本来ならば身体には不要なものたちは、自分が元来生まれ持っている強さを弱らせていきます。
そして、負のスパイラル的に生命力が弱くなっていきます。
薬の摂取は最低限にね