子供の嘘について、ひとこと。
ある年齢までくると、子供は嘘をつくことを覚えますね。
もちろんそれは、それ相応に知恵がついてきた証なので、ある意味では喜んで良いことなのかもしれませんが、大抵の親御さんは、嘘をつくこと自体を責めたり改めさせようとしたりします。
でも、、、ちょっと待って下さい
ただ単に、子供に知恵がついてきたから嘘をつくということではなくて、一番多い嘘の理由は自己保身のためじゃないですか
この頃までには、どんな言動をしたら親に怒られるとかいったパターンが大体子供にもわかってきていますね。
だから、その防御のためにつく嘘。これは多いと思います。
それから、誰かの気を引きたいがための嘘。これも結構ありますよね。ありもしないことを話したりして、大人から見たら、それが嘘なのか単なる作り話の範疇なのか、判断に苦しむこともあると思います。
しかしながら、いずれにしても、嘘をつく子供の心/気持ちに注目してほしいのです。
嘘をつく子供は、主に両親からの愛情に飢えている場合や、親の愛情を確認したがっていたりすることが多いようです。
自分を見て欲しかったり、相手をして欲しかったり。ただとにかく気を引きたいだけという場合もあるでしょう。
自己保身のためにつかなくてはならない嘘の場合も同様だと思います。
これは、両親(つまり嘘の相手)との信頼関係の不足によるものが大きいのではないかと私は思うのです。
十分な信頼関係が築けていたなら、相手に対して自分の保身のために嘘をつく必要も無いことは、子供でも理解できるはずです。
ただ、それらの根本事由に、嘘をついている本人自身ですら気づいていないこともありますが。。。
子供の嘘が気になったら、まずは十分に愛情を伝えられているのかどうかを再考してみてはいかがでしょうか。
この場合、あくまでも子供の立場に立って考えなければ意味が無いことを覚えておいて下さい
親が、自分の都合から考えて「出来得る限りのことは、している」とは思っていても、子供との量や質の相違がありますから。絶対に
量的に難しいようでも、1日のうち、わずかな時間でもいいから、100%全面的に子供に向き合って相手をしてあげられる時間を毎日作ってみて下さい。
きっときっと色々なことが改善されます。間違いなく。